vol.234 売上を増やす!
こんにちは。
日本映画の「おくりびと」がアカデミー賞の外国語映画賞を受賞しました。
ノミネートだけでなく受賞にまで至ったというのは今回が初めてということで、政治家達のどーしよーもない(!)ニュースの中、一筋の光明といった感じですね。
さて、今回は売上を増やすという話です。
最近では売上を増やすどころか減った売上をどうしたら従前のレベルまで戻せるかとお悩みの方も多いかと存じます。しかし「チャンスはピンチの顔をしてやって来る」です。ここはぜひ足元を見直して、次のチャンスを生み出しましょう。
- 売上高=販売単価×販売数量 → 販売数量=お客様の数×一人当たり購入数量×リピート回数
- では販売単価についてのチェックポイントは・・・
- 安易な値引きをしていないか
- その値引きを行わないと本当にそのお客様は買ってくれないか
- 誰が、いくら値引きを出来るかがルール化されているか
- 請求漏れはないか
- 現金過不足、棚卸差異が頻繁に発生していないか
- 売掛金の入金が遅れた時の把握はすぐ出来る仕組みか
- 安易な値引きをしていないか
- 次に販売数量のチェックポイントは・・・
- お客様そのものを増やす
- 一人当たりの購入量を増やす
- リピート回数を増やす
- 他の地域、他の年齢層、他の業種へ客層を広げられないか
- 固定客ならではの特典づくりは十分か
- 1年以上取引のない顧客に忘れ去られていないか
- 同業他社に優る当社の良さを顧客に強調しアピールしているか
- 品揃えを増やせないか、周辺分野の商品を売れないか、販売後のメンテナンス事業に新展開できないか
- 他社小売、他社メーカー等と組んだ共同開発、他社営業ルートの活用などの余地を探れないか
- 営業に行くべきターゲットは明確か
- 行きやすい所にばかり営業に行っていないか
売上は「意図して」作るものです。この際戦略的に考え、行動しましょう。
2009年2月20日号(234号)
文中、A B C の部分の原文は、それぞれ○付きの数字です。
文中、a b c … の部分の原文は、それぞれ イ ロ ハ … です。
このページは、佐藤会計事務所(所長・税理士 佐藤 典哉)様が発行されている『佐藤会計・タックスニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。