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佐藤会計タックスニュース

vol.236 おまとめ融資

 こんにちは。

 またまた4日遅れのタックスニュースとなってしまいました。申し訳ありません。

 野球のWBCですが、日本が韓国を破り優勝しました。先ほど法務局へ行きましたら皆さんテレビに釘付けになっていましたね。まあ、たまには良いかもしれません。明るい話題でもありますし。

 さて、今回は日本政策金融公庫 国民生活事業(旧国民生活金融公庫)の「おまとめ融資」についてご案内します。

 これは政府の第2次補正予算成立により、以下の「セーフティーネット貸付の拡充策」の一つとして登場したものです。

  1. 金利の引き下げの実施(年0.3%の引き下げ。ただし最近の売上、利益率等が減少するなど業績が特に悪化している方への運転資金として)
  2. 「おまとめ融資」(今残っている借入を新規融資で一本化するもの)の新設

 この「おまとめ融資」は、既存の何本かの借入金を1本にまとめて月々の元金返済負担の軽減をはかるもので、日本政策金融公庫から新たに追加で借入をすることが条件になっています。ただし教育ローンや生活衛生貸付などの借入残高は対象外とか、借入金残高や返済期間によっては元金の返済が減らないケースもある、ということです。

 また「セーフティーネット貸付」とは以下のものを言います。

  1. 社会的、経済的環境の変化等により、売上が減少するなど業況が悪化している方については・・・
    「融資額」→4,800万円以内
    「返済期間」→運転資金8年以内、設備資金 15年以内
    「金利」→年2.0%~(平成21年3月11日現在、条件により異なる金利)
  2. 金融機関との取引状況の変化により、資金繰りに困難を来している方や、国際的な金融不安などを背景に、取引金融機関からの借入残高が減少している方については・・・・
    「融資額」4,000万円以内(別枠)
    「返済期間」→運転資金8年以内、設備資金 15年以内
    「金利」→年2.0%~(条件により異なる金利)

 *なお、地元の銀行でも現在は様々な支援策(要は融資の拡大ですね)を講じているようです。可能かどうかは別にして、試しに相談してみるという姿勢でも良いと思います。

2009年3月20日号(236号)

 このページは、佐藤会計事務所(所長・税理士 佐藤 典哉)様が発行されている『佐藤会計・タックスニュース』をちくナビ!でも読めるようにしたものです。掲載上、一部元原稿とはレイアウト等に違いがあることをご了承ください。

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